« 夜明け前より瑠璃色な 人気投票実況SS | トップページ | 夜明け前より瑠璃色な 人気投票実況SS »

2006年3月 4日 (土)

夜明け前より瑠璃色な 人気投票実況SS

第三回。

「では、2回目の途中経過を発表する」
ライオネス国王が2度目の途中経過が書かれた書類に目を落とす。
「現時点での1位は・・・朝霧麻衣だ」

「えぇぇ!わっ、私!?」
予想外の展開に戸惑いを隠せない麻衣。
前日の2位から躍進、首位の座を奪った。
「おめでとう、麻衣」
「麻衣さん、すごいです」
トップを譲ったフィーナとミアは素直に賛辞を述べる。
「で、でも・・・まだ2回目だし」
「えぇ、そうね。まだまだ、これからよ」
やはり多少は悔しい思いもあるのか、フィーナは強がりを見せた。
「わ、私だって負けません」
いたずらっぽく笑うミア。
票数は歴然としているが、彼女の明るさはフィーナ、麻衣にも劣らない。

3位から6位までの変動はなく、もう一つ順位が入れ替わったのが最下位争い。

カレンは複雑な心境だった。
自分に票が入ってしまったことで、フィーナの票に影響が出ていないのだろうか。
今回、フィーナの首位陥落は少なからず、自分にも責任があるのではないだろうか。
そう考え出したら、いてもたってもいられない。
真面目すぎる彼女らしい思考かもしれない。


そして最下位に転落したのが翠である。
「う…うそ…」
愕然とした表情でモニタを見つめる翠。今日、名前が読み上げられたのは一番最後だった。
つまり最下位。現在の得票が一番少ないことを意味する。
あまりの落胆ぶりに、声をかけようとしていた菜月は何も言えなくなっていた。
ちなみに菜月は現在3位。好調をキープしている。
しかし、ここで怯んでは親友の名が廃る。菜月は勇気を振り絞って翠に話しかける。
「ね、ねぇ…翠?」
内心、冷や汗だらだらの菜月。
「ど、どうしよう菜月。わたし、ビリだよぅ」
どうしようと誰かに相談したところで、どうしようもないのだが。
多少なりとも自分に自信があっただけに、怒りか悲しみか、顔が真っ赤だった。
「ほ、ほら。まだ2回目だから。これからだよ、翠」
「う…うん」
菜月の励ましに、どうにか落ち着きを取り戻す翠。
ポジティブとネガティブ。これも順位の差か。


「そういえば、リースちゃんって結構人気あるのね」
一人お茶を飲んでいたリースに話しかけるさやか。
「…知らない」
一度だけさやかに視線を向けるが、すぐに手元のお茶に目を落とした。
「でも、みんなが応援したくなる気持ちも分かるわ~♪」
さやかはリースに近づくと、その頭をなでた。
「……」
されるがままになるリース。
「あーん、もう可愛い!」
衝動を抑えきれなくなったさやかは、リースを抱き上げる。
「や、やめろ」
リースの票はこういったお姉さま方からも集まっているのかもしれない。


第一回途中経過
1位…麻衣(↑)
2位…フィーナ(↓)
3位…菜月(→)
4位…リース(→)
5位…ミア(→)
6位…さやか(→)
7位…カレン(↑)
8位…翠(↓)





ぎゃ~、翠が最下位!?信じられん。あんなに良い娘なのに。
皆の目は節穴か!?そうか、そうなのか!?……すいません、取り乱しました。
変に告白ちっくな事をしないで、影から見守ってた方がポイント高かったのでしょうか。
…え~ん、翠に票を入れましょうよ~。

|

« 夜明け前より瑠璃色な 人気投票実況SS | トップページ | 夜明け前より瑠璃色な 人気投票実況SS »

二次創作」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 夜明け前より瑠璃色な 人気投票実況SS | トップページ | 夜明け前より瑠璃色な 人気投票実況SS »