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2006年3月 8日 (水)

夜明け前より瑠璃色な 人気投票実況SS

第七回。

「第5位に穂積さやか、第6位にミア・クレメンティス」
3日ぶりの順位変動。やはりさやかの誕生日効果は大きく、得票が
ついにミアを上回った。
「今日の順位の変動は5位と6位の入れ替わりだ」
他の面々の順位に変化はない。
「ちなみに穂積さやかは、昨日でにじゅう…う゛!」
ばたり。突然、ライオネス国王が倒れた。
騒然とする会場、国王に駆け寄る家臣たち。
いったい、何が起こったのか。
「おい、とにかく中継切れ!」
先日と同様、カメラに向かってバツのサインを送るが、
カメラの前に立ちはだかる一人の人物。
「それと、今日は連絡事項がある」
リースだった。


前日、リースから言われたフィーナとリース本人以外は知らなかった。
自分たち以外に1名、別の名が新たに投票用紙に記されている事を。
「本日より私、フィアッカ・マルグリッドが新しい参加者として加わる」
フィアッカという名で自己紹介したリース。どこかいつもと雰囲気が違う。
「リースリットの身体ではあるが、別人と考えてもらってよい」
普段のリースの話し方とは全く違う口調。
「国王の計らいで私も含めて人気投票を続けるらしい。まぁ興味があったら私にも
票を入れてやってくれ」
いつも無口なリースを多少、饒舌にした感じのフィアッカ。
「では、よろしく」
フィアッカが一礼すると中継は終了した。


ざわざわ…。
新しい参加者の出現にどよめく会場。
すでに国王が倒れたことなど忘れ去られている。
各自が手元の投票用紙を確かめる。
確かに『フィアッカ・マルグリッド』の名が新しく記載されていた。


「フィーナ、あれ誰?」
菜月がモニタのフィアッカを指差してフィーナに聞いた。
フィアッカの存在を知るものは限られている。
「フィアッカはリースの中にいる…そうね、別の人格みたいなものよ」
国王が倒れた割には落ち着いているフィーナ。菜月の質問にきちんと答える。
元々リースの中にいるフィアッカだが、基本的に表に出ることはない。
「ちなみにリースの今の役職は、彼女の役職よ」
かつてのロストテクノロジー技術の保持者であるため、技術開発員という
ことになっている。
「へぇ、そういう人がいるんだ。すごいね」
感心した麻衣。たまにフィアッカの状態でリースが朝霧家をうろうろしている
こともあったが、フィアッカの存在を麻衣は知らなかったらしい。


「それじゃ、リースちゃんの票が割れちゃうんじゃないかしら」
たった今、控え室に入ってきて心配しているのはさやかである。
「あれ?お姉ちゃん、どこ行ってたの?」
「うん、ちょっと…」
さやかは言葉を濁した。笑顔で『何も聞かないで』オーラを出している。
麻衣はそれ以上突っ込めなくなってしまった。
「でも、リースさんに2票入れるようなものでもありますよ」
ミアが言う。確かに1位にリース、2位にフィアッカ、もしくはその逆
とすれば問題(?)ない。
フィアッカは見た目リースと同じなので、その殆どが外見で投票しているであろう
有権者にとっては同等ではと考えられる。
その辺を考慮すると、今回の投票システムは都合が良かったりもした。
とすると、もしかしたら意外な位置に切り込んでくるかもしれない。


途中経過の公開は明日までで、その次の発表は投票期間終了後の
結果発表のみである。
上位陣が膠着状態となってしまっているので、何か一波乱欲しい所だ。



第六回途中経過

1位…麻衣(→)
2位…フィーナ(→)
3位…菜月(→)
4位…リース(→)
5位…さやか(↑)
6位…ミア(↓)
7位…翠(→)
8位…カレン(→)




昨日も投票できなかったですよ?
俺の翠への愛が届かない。ってか、投票システムしっかりして。
翠の人気が薄いなら、俺のもの宣言出していいですか?

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